2020年07月

2020年07月31日 21:17

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国のために働く事を、兵隊として集められる若者、賢者だけでなく、自由気ままな魔法使いにも、隣国との戦争に従軍する事を求められる時代であった。魔法使いには、若きハウルや、悪魔と契約したという荒野の魔女が居たが、ハウルは魔法で動く城を住まいとしており、その動く城の威容は、美女の心臓を食べるという異説のあるハウルをして、女性達の嬌声を上げさせるのであった。ハウルは、爽やかな金髪の美丈夫であり、遊びも好きそうに観える。ソフィ―は荒野の魔女に追われるハウルと関わったために、その呪いを掛けられ、老婆の姿に成ってしまう。ソフィ―は呪いを解くためにただっ広い高原を巡り、ハウルの城を探すのであった。

まず、一般的な領主や貴族が、所領を持ち、そこで自領の平和と安定を考えるのに対して、ハウルの城塞は魔法で動く城であり、それは、常に世界中を移動し続ける事から、所領と言うものが無い。つまり、支配者として城というアイコンがあるも、時代は恐らくは近代であり、国の城塞や武力は、ハウルの動く城が、玩具のように観えてしまうほどの、威容を誇っている。いずれにしても、魔法が禁忌という事では無く、国には魔法学校があり、魔法使いサリマンは、国家に所属する正統として、権勢を振るっており、持ち前の軍団をも抱えている。それは、荒野の魔女のゴム人間の軍団も然りであるが、対する、ハウルはスタンドプレーであり、同居人としての火の悪魔カルシファーや、弟子であるマルクル少年が居るが、彼らは、戦争には参加して居ない無辜の存在でもある。

つまり、ハウルは、城を生活の場として見なしており、到底、戦闘力に成り得る体制のための防衛施設では無く、魔法から形成された風の如く、自由な発想から設計された一個の民間人の家に過ぎないのである。だから、この大砲らしき砲門をも備えた城は、その武骨な井出達に似つかわしからず、自由と平和のアイコンであり、領土を争い、隣国と戦争をするファシズムの兆しのある当時の国に対するアイロニーでもある。

実際に、ソフィーが城に入る処は、擬人化された動く城の下部にあるドアを開けての事であり、それは、ソフィ―が呪いと対峙して、秘密を解きほぐすために、ハウルら魔法の眷属と機知を得るために、正しいドアを開いたのであり、その行為をまずやってみる事、それが、人生を変える機縁を生んだと言える。そして、これは、ソフィ―が本来のうら若き少女として、美丈夫のハウルと出逢う事によって、新婚生活を彷彿とさせる性的な欲望を想い起すものでは無く、老婆と成って居る、という事実がある。それによって、その対等な男女関係では無く、不均衡であり、城の主人と召使いとしての男女の出逢いがあった事を、ドライで契約的な関係に帰するものと成って居る。ここには、一種の照れがあるのかも知れない。

城には、カルシファーという動力源と成って居る悪魔が居り、それは、ハウルもまた、特別な禁忌の法という魔法に触れていると言う事でもある。そして、少年マルクルが居り、彼は、ハウルを師匠と崇めている修行中の身でもある。ともあれ、彼は、その仕事として、魔法によってポータルが移動して、異なる街のドアに繋がっている、世界と城との接点と成って居るのである。これは、彼が賢者のような恰好をして、年齢を上に見せる事から、コミカルであるが、苦労人にして街の洒落た帽子屋で働くソフィー、呪いを受けて流浪するソフィーに対して、ハウルという大物に師事して居る事から、恵まれた人生を送っているとも言える。

いずれにしても、城の外が一角を成し、街と繋がっている魔法のドアと言うのは、ポータルとしては、非常に優れた魔法の仕掛けであると思う。そして、街とは国の一地方であり、中には、宮廷に近い都市部や、軍艦が碇泊する軍港が近くにある。そして、実際に隣国からの攻撃を受けており、時代は戦争と共に動いている、という戦前と現代との大きな違いがある異時代が広がっている。そして、ソフィ―の老化に象徴されるものとは、それが呪いという一瞬の魔法による肉体の変化から、彼女が老熟するための経験や時間を過ごすというプロセスが、ごっそり抜けているという事にある。それは、彼女が戦争から目を背けたいという、人間としての優しさと正常の感覚があるせいかも知れない。

または、ハウルとの関係性が、主人と召使いという事もあり、契約上の交わりを抜きにして心からの進展は見られない。その上、ハウルの正体は不明確であり、魔法を駆使する事から、戦闘力もあり、時として、力がオーバーロードした時には、羽毛が全身を覆い、怪獣のようになってしまう。これを、愛するソフィ―には、無上の愛があり、それがゆえに、戦争に深く関与しているハウルが負傷したり、あわや、死ぬような事が無いよう、愛ゆえに戦争を嫌って居るのだと思う。これは、ソフィ―に懸けられた呪いが、彼女の心までをも殺すものでは無く、愛の滋味ありき「おばあちゃん」たらしめて居るものに過ぎない。

女性とは、愛無くしては、老成して行く夫と共に過ごす内に、拗ねて行くものであり、健全な精神とは、やはり、ハウルとソフィーのような純愛を物語の始まりとして、長きに及ぶ遍歴を作って行くものである。そして、力によって歪められた本質然り、荒野の魔女の変化と言うのが、人間的に大変面白いものがあると思う。これが、この物語における、未知のものに対する畏怖の克服によってライバルとの対話と和解を発信するものと成り、力の背景があっても、相手も生きて居る、弱さもある人だという事である。その核心には、正統と平和による国のあり方を具現するものに成って居るのである。


2020年07月27日 21:19

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一つの強盗事件を切っ掛けとして、犯人が病院を占拠するという大事件へと発展する。ピストルで武装した犯人は、ピエロの仮面を被り、その要求も強硬かつ、不可解であった。ピストルで撃たれて負傷したという女性、川崎瞳に手術治療を行えと要求したかと思えば、看護師の殺傷に及ぶ事もあり、また、院長田所が金で説得しようとするとその取引に応じる、また、一方で、根深い恨みを抱き、院長に暴力を振るう、といった具合で、全く一貫性が無い。だが、それには、病院に秘められた大きな秘密が、事件の前日譚にあった。

善悪観が引っ繰り返る奇妙なストーリーである。一見して、ピエロは分かり易い、強盗犯そのままの井出達であり、ヒールという事を疑う者は誰も居ないと思う。対する、被害者的立場に立った病院スタッフたち、特に院長の善人ぶりを観ても、この善悪の分かり易い陣営が簡単に覆る事は無いだろう。だが、これは、ヒールありき成るも、ヒーロー不在であり、ピエロに対抗し得る正義は存在しない。これは、瞳の治療をしたり、ピエロに対して要求に応じるなど、病院が本来の中立的な立場を取っているからでもある。つまり、ピエロというヒールの独壇場なのである。

強いて言えば、ヒーローは育って行く者として観るべきである。それは、手術治療を行った速水秀悟がそうであり、彼は、田所病院にて経験を積む見習い医であり、その若さからも未熟さが観える、が爽やかで溌溂として居る。だが、戦闘力を持ち士気も高い兵隊では無いから、戦闘においてピエロに抗し得る、と言う者では無い。人とは、本分を貫く事が、悪に対する抵抗に繋がるのであって、人を傷付けたり、弾劾するのでは無い、治療すべき医の徒であるから、その職務という自我から生まれる正義に従うだけである。

その点、院長の田所は、哲学が無いというべきか、ピエロに背後からゴルフクラブで襲い掛かろうとするなど、勇敢さとも観える行動を取るが、実際には、その常軌を逸した行動の背景には、自身の権益を守るための保身があっての事であり、この院長こそが善悪観が引っ繰り返る、天と地の流動の立役者と成る事に成る。田所の君臨とは、犯罪に近い、とある秘密に抵触しており、実際には、この古めかしい病院とは、田所によって支配されたブラックボックスに覆われていた、と言う真実が横たわっている。だから、ピエロの乱入と占拠行動と言うのは、属国根性に浸っていたスタッフらに取っても、絶対者田所にとっても、クーデターに等しいショックであり、黒い秘密が秘められている事から、ただの強盗事件であり、元凶は犯人の狂気だけでは片づけられないのである。

力とは何処にでもある。一見、平和裏で静謐とした病院でさえ、不毛な権力闘争や、言葉狩りといった、高潔にあらざる行為と応酬とは、日常茶飯事なのである。それは、病院という小さな組織集団からすれば、中堅は地域社会であり、大きなものは国家に成るという事だと思う。権力による統治に正統性が認められるのは、力が「熱」に傾いて居るからであり、その国家統治と改革への情熱とは、しばしば、正統成る存在として尊重されるものである。対する、そうした国家や社会、集団のルーティンを低調にして、正常運営に障害をもたらすのは、「冷」であろう。これは、ピエロがその堂々たる蛮勇とは裏腹に、生命を守り繋いで行く病院のルーティンを停止させてしまったように、冷血、冷酷な権力による支配とは、悪として観られ易いのだと思う。

そして、ストーリーが佳境に入り、病院の闇であったり、ピエロの風貌、そして、観得ざる共犯者の存在の可能性と言った、成熟して深まって行く事によって、その力の流動が起こり、真犯人が単なるヒールでは片づけられない、マグマのような根深い怒りがある熱情激しい人間である事が、明らかに成って行く。それによって、力の正統性における、熱と冷が入れ替わり、それが、直接善悪観の逆転に繋がる、演出上の華やかなるチェンジ、と成るという事である。つまり、ピエロが熱に転じることによって、占拠というその行動にも、何か意味がある、と思わせるということであり、とある人物の本質的な悪徳が暴かれる事によって、ピエロの乱入というのは、この軋んだ古めかしい病院に対する、強硬なるも必要性のある外科手術である、ように思われる。


2020年07月26日 16:46

日本社会は、メディアを中心に纏まって行く事が、ウィズコロナのパラダイムにおいて重視され、そこにはソフトパワーによる技術や能力の統合が成されるべきだと思います。

経団連などの企業権力が事業を推進して行くにも、メディアを活用した広報戦略を展開出来る事が、要されると思います。メディアとは、実務において競争の火種に成り得る技術や能力の差異というものを、第三者的なスタンスに立つ事によって、ソフト化する事が出来ます。つまり、物事を報じるという事は、その情報源である現場や人材を評価する、という事に成るのです。何故なら、勝敗を超えた働きや、好影響が評価されるのが、多彩な現場を観て来たメディアに出来る仕事だと思うから。

日本において、新自由主義と言うのは、障害者とかマイノリティに対する差別に直接つながるとは思えない。何故なら、社会的に拠るべき伝統や思想から零落して居て、新しい思想で、特にリベラルや平和思想を持ちがちなのが、マイノリティであるからで、そこには、力による国民の動員や徴発といった権力に人生を変えられる事を嫌い、そのわけは、自分達の身を守るためだと思います。

そして、メディアが日本社会をリードして来た現象として、アメリカの価値観を持ち来んで来た事が挙げられると思います。アメリカでは、株式におけるマネーゲームを経済の中心に据える「超資本主義」がパラダイムを担って居ます。それは、市場を合理化して、CEOや労働者を資本家の影響下に置き、また、ウォール街を企業よりも偉大な存在にしました。新自由主義と言っても、日本とアメリカで優位と成って居る思想的な成り立ちも、社会基盤も異なる点があるのです。

アメリカでは、マネーゲームがCEOや企業のあり方に強い影響力を発揮し、経営者の給料は株価の上昇に左右されるようになりました。つまり、企業の実業やブランド価値よりも、株価を上げることが重視されたという事で、これが昂じれば、企業の伝統的な商品サービスや実務能力が軽視され、組織が解体すれば何も残らないレガシーを食い潰す行為に成るのです。日本においても、金融は重視されて居ますが、それは、企業の実弾たる資本金を募る上では、必須ですが、アメリカのように資本家の資金圧力団体たるウォール街に比肩するような集団が無い事は、アメリカとは違うのです。

何故、日本にも、外来思想なるも、グローバリズムの主流派たる新自由主義が誕生したかと言えば、時代の流れをメディアが作り上げたからだと思います。つまり、アメリカのパラダイムの中でも、経済基盤や企業間関係たる超資本主義をそのまま輸入するのでは無く、新自由主義という個人主義の進化形を積極的に取り入れた、という事です。つまり、超資本主義という全体主義では無く、個人主義のアプローチから新自由主義がマッチしたという事ですが、その背景には、アメリカ型の全体主導の改革では無く、個人主導で改革を望む世論形成を図った、という、政治的感覚があったように思います。

されど、日本は超資本主義という、全く同じ道を歩む事は無く、その過程における影響には、コロナの作用があった事が否めないのも事実です。アメリカの社会モデルは、日本のこれからの道における一つの選択肢に過ぎず、全く同じ範を倣い、コピー国家に成る、というものでは無い、と思います。

日本は日本のやり方で、国家の中における、小さな居場所たる地域や人間の心の環境を再生して行くべきだと思います。日本は、トップに必ずしも最も優秀な人材が就くわけでは無く、組織として中間職が強力だという傾向は、戦時中、戦術的には精強を誇った日本軍にも観られた傾向で、それは、戦略構築や判断の上では、日本型の失敗だったとされています。

されど、現代でも中間職が優秀な企業は、足腰がしっかりして居る、と思います。ハンディを背負った人が差別されたりするのは、企業内で、競争に対するコンセンサスや、コミュニケーションによる、ストレスの緩和が出来ておらず、組織としてビジョンが構築されて居ないからだと思います。これも、対話不全というのは、仮に、経営者が優秀で人格的に立派でも、中間職にその啓蒙から学ばず、自分は自分、という利己主義に傾いているからだと思います。組織として、個性が活かされるとは、ハンディを、当人も、また、その同僚たる健常な労働者も、双方が克服出来る事によって、成される理想だと思います。

いずれにしても、企業とは、国家がボーダーレスに向かい、国際化して行く事と同じで、何処に所属しているか、という、地の利では無く、誰と繋がっているか、という、人の和に向かい、天の時は、新世界において生き延びること、自分自身の適性と仕事を理解出来ることによって、実現されるものに過ぎない、と思います。


2020年07月24日 15:08

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昭和31年の南極探査において、人と犬との協力によって、大陸の調査が1年を懸けて行われ、人間達だけが撤退する事になる。残された15頭の樺太犬は、更に、1年間、極寒の南極で生きて行く事を余儀なくされる。

南極とは、人類にとって、フロンティアであり、極限状態にある極寒の風は、人の心をすら凍結させそうになる。あくまで、厳しい自然との戦いの地である事は、南極が開発されて、その肉体としての大陸が制覇されねば、人が定住する事は出来ない。従って、南極は人類にとって故郷たり得ない異境であり、フロンティアとは危険とリスクが溢れた冒険の地でもある。探査事業には男性しか居ない事からも、これが、異性に対するアピールであったり、更なる成功に浴するための仕事では無い、ことは瞭然としている。

南極には、橋頭堡として昭和基地があるが、人間は然り、犬であっても、その小さな拠点の食料やエネルギーが無ければ、生きて行く事は出来ない。これが、純白の大雪原の見た目の綺麗さと、その環境の峻厳さは、砂漠と比較しても、同程度の荒廃した厳しい死の大陸であると思う。だから、精鋭で成る樺太犬に、犬ぞりを引かせて探検する方法というのは、人と犬との生命を懸け得た協力であり、それは、人が犬に命を預けると言う事でもあるから、そこで培われた仲間意識は、種を超えるものがある。極寒かつ冷酷ゆえに、一切の種も蒔かれないし、果実が成る事も無い南極で、このような冒険が、心から芽生える感情と言うのは、至極温かく、その生きた血の熱と愛とが、極寒の地に立ち向かう心のあり方、というものであろう。

敵とは、小さく矮小な存在では無く、大きな存在として君臨する厳しい自然そのものであり、その無人格さというのは、北風と太陽で言えば、烈波の如く猛吹雪に吹き荒れる容貌とは、決して、人間が崇拝して来たような、必要性のある恵みの自然では無い。だから、15頭の樺太犬が南極に置いて行かれるという事は、死を意味する。人間視点に立てば、それは、生死を賭ける博打でもあり、また、大陸の中に1年間放置されて、犬が生きて行けるか、という、サナトリウムでもある。だが、この、生命と自然との対決、絶望的な戦いを試験に懸けるのは、人間の傲慢と言うものであり、これが、人間の手を介して南極に入れられた以上、この15頭の樺太犬というのは、人間の任務に尽くした事から、人間と同等に尊重されるべき生命だと言う事になりはしまいか。

猛威を奮う極寒の地の自然が「主人公」という事になると、その隷下にある人間も犬もたちまちちっぽけな存在に成ってしまう。犬ぞりを引いていて負傷した犬がその小さな身体から流す血の赤さは、鮮烈であるが、太陽、特に深紅の夕陽が白い大雪原を赤一色に染める景勝であったり、また、その自然のままの大雪原は美しいが、これほど苛酷な地は無いのである。その自然の織り成す景勝の規模の前では、血液などは、ただの点景処か、小さな蟻、虫ほどのサイズでしか無い。だが、その自然の圧倒的な規模の前でこそ、この、探査隊の人間達が冷酷にも置き去りにした15頭の樺太犬らに対する、悲劇のスケールをも、その痛みたる血液の矮小化と共に、小さな出来事にダウンサイズするのである。それが、悲劇の本質を薄めるという視野に立っても、倫理的に良い事とは断言出来ないけれども。

そして、死のリスクの多いフロンティアである事から、この南極大陸が故郷たり得ない事に対して、その絶対的な死を確約されたとすら言える犬たちが、逞しく敗れる事無く生き抜こうとするのであって、それは、南極大陸を覆うホワイトアウトの悪魔から、犬たちが戦いを挑むという構図となるも、絶対的な死を克服する、定説を覆す決死の行為が、タロとジロなどの精鋭の犬たちによって成されるのである。これは、日本に帰還した探査隊の潮田らが、南極と比して天国と地獄の隔絶の差がある世界であり、この日常生活を取り戻す事こそが、フロンティアでの冒険を振り返る時に、初めて決死を乗り越えた誇りなり、強靭な記憶成りに成るのでは無いか。

悲劇の最中にあれば、人も犬も逆境から解放されたい、と強く願うのは、死のリスクからすれば当然であり、この南極でのタロとジロらの1年間というのは、その気候と重なり合う処に、凍結され失われた1年間だと、表現する事が出来ると思う。全体として、ドキュメンタリータッチであり、大いなる自然が主人公である事から人間側の人物や物語の存在感が少々薄いものがある。リアリズムにおいて、好みは分かれる作品ではある、と思う。


2020年07月23日 16:32

コロナウイルスの感染者数は第二波の到来とされて、今だ東京の小池都知事などは増加に対して事後対応に追われている。だが、全体にも通じる死者数や重篤患者数は減少傾向にあり、第一波ほどのインパクトは観られない。予断は許されないが、こうしたパンデミックの執念に対しては、政策面からの対応策を練る事が必要では無いだろうか。

医療提供者の側としては、一人でも多くの生命と健康の回復を願う立場であるから、科学技術ではあるものの、属人的な才能が物を言う界隈だとは言えると思う。病院とは、環境や人間関係が大きく影響する場所であり、多くの人間が必要としているコミュニティの核とも成る。それは、古き地縁や祭祀共同体の事では無く、それらの衰退を止めるのは、愚者では到底成し得ない、賢者の仕事ではある。ともあれ、地域の再建と言うのは、地方の自立においては喫緊の課題であるから、少子高齢化をカヴァーする医療が、都市経済や共同体の中心となるのは、社会的弱者や高齢者、それに障害や精神疾患のある子供などを容れて行くためには、重要なセーフティネットに成ると思う。

セーフティネットとは、法の支配において、その支援を必要とする万人に行き届くべき輪ではあるが、刑務所における囚人であっても、その社会的更生や教育もまた、セーフティネットだと言う事が出来る。だが、現実として、人間社会とは行動と発言による意思表示によって、行政や防犯、警察といった犯罪被害やアンフェアな行為に対する社会的行動と言うのは、成立し得るのである。だから、沈黙を貫く事が、声の大きなクレイマーのマウントよりも、軽視されては成らない、とは思う。つまり、属人的な判断によって、出張が強いからと言って、不正に対する正義の長城が門を開けては成らないのであって、守護機能は護持されるべきなのだ。

ただ、その属人的なフォローと、制度的なサービスというものとは、バランスが重要であり、死に至る難病であったり、治癒不能な病人にも、死の権利はあると思う。それこそが、今の問題ではあるが、この事件において許されざるは、普段の主治医では無い、どこの馬の骨とも知れない、外部の医師が、死に関わったという事である。法治国家として、日本にはリスク回避という考え方が、政府にはあり、その責任回避と、問題の軽視と言う、世に何ら益する事の無い凶刃を振るう輩への追及が必要ではあると思う。

安楽死とは、人生の決断であり、死を以って、苦痛から逃れたいという、痛みに満ちた感情と言うのは、ハンディのある障害者や人間にしか分かり得ない。だから、人間関係の濃厚さというのが、絆として、痛みを分かち合い、延命措置の中止や安楽死といった、選択肢と成るべきだと思う。この事件において、主治医がリスクを恐れたことから、安楽死の願望を無視し続けて、患者を苦しめたのであれば、その苦痛の最高潮にあって、少々アウトサイダーな、外部の医師に相談があったのであれば、その社会的問題を抜きにして、個人的な親切心から生まれた劇薬の提供という事に成り、罪は軽く成ると思う。

だから、この問題とは、個人的な罪と、共同体を無視した社会的な罪との齟齬がある、矛盾に満ちた事件であって、死を選ぶのも、人生の決断だと思われる。

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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (二回目)
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椿三十郎 (二回目)
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どですかでん
殿、利息でござる!
友よ、静かに瞑れ
ドライブ・マイ・カー
ドラゴン・ブレイド
虎の尾を踏む男達
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
ドリーム
トレインスポッティング
T2 トレインスポッティング
どん底
翔んで埼玉
ドンファン

【な】
七つの会議
楢山節考(1958)
楢山節考
南極物語
南極料理人

【に】
22年目の告白―私が殺人犯です―
日本の夜と霧
ニュー・シネマ・パラダイス
人間失格 太宰治と3人の女たち

【ね】
寝ても覚めても

【の】
信長協奏曲
のぼうの城
野良犬

【は】
バーフバリ 伝説誕生
バーフバリ 王の凱旋
HiGH&LOW THE MOVIE
バイス
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
博士の愛した数式
ハクソー・リッジ
白痴
バグダッド・カフェ
バクマン。
ハケンアニメ!
運び屋
バスケットボール・ダイアリーズ
ハスラーズ
八月の狂詩曲
8 1/2
バック・ビート
パッチギ!
パッチギ! LOVE&PEACE
バッファロー'66
花戦さ
花よりもなほ
ハムレット(1996)
ハリー・ポッターと賢者の石
パリ、テキサス
バレンタインデー
パンク侍、斬られて候
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
犯人に告ぐ

【ひ】
ピース オブ ケイク
ビートルジュース
HERO 英雄 (二回目)
美女と野獣
ヒックとドラゴン
羊たちの沈黙
否定と肯定
陽はまた昇る
陽はまた昇る (二回目)
響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~
劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~
日日是好日
127時間
ヒューゴの不思議な発明
ビリギャル
昼顔

【ふ】
ファイティング・ダディ 怒りの除雪車
ファイナルファンタジー
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV
FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE
劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
ファインディング・ドリー
ファイト・クラブ
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
フィッシュストーリー
プーと大人になった僕
フォードvsフェラーリ
フォレスト・ガンプ/一期一会
Fukushima 50
武士の一分
武士の献立
伏 鉄砲娘の捕物帳
普通じゃない
フック
舟を編む
プライベート・ライアン
ブラス!
ブラック・クランズマン
ブラック・スワン
ブラックパンサー
ブラック・レイン
プリンセス・トヨトミ
フル・モンティ
ブルーサーマル
ブルー・ベルベット
ブルーム・オブ・イエスタディ
プレイス・イン・ザ・ハート
ブレードランナー
ブレードランナー2049
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
プロデューサーズ
プロヴァンスの休日

【へ】
ヘアスプレー (2007)
閉鎖病棟 ーそれぞれの朝ー
ベスト・キッド(2010)
ペット
ペット2
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ベニスに死す
ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!
蛇にピアス
ベルリン・天使の詩
ペンギン・ハイウェイ
弁護人
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

【ほ】
僕のワンダフル・ライフ
僕のワンダフル・ライフ (二回目)
僕のワンダフル・ジャーニー
ぼくらの七日間戦争 (1988)
ぼくらの七日間戦争 (2019)
劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ
劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
ホタル
北極のナヌー
ホットロード
鉄道員
ホテル・ムンバイ
ボヘミアン・ラプソディ
ホワイトナイツ/白夜
本能寺ホテル

【ま】
まあだだよ
マイ・インターン
マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
マイノリティ・リポート
マイ・ブロークン・マリコ
マイ・ボディガード
マグニフィセント・セブン
マグニフィセント・セブン (二回目)
マスカレード・ホテル
マスク
マッチ工場の少女
マッドマックス 怒りのデス・ロード
祭りの準備
魔法使いの弟子
Mommy/マミー
Mommy/マミー (二回目)
マルコムX
マルサの女
マルホランド・ドライブ
マレーナ
漫才ギャング
万引き家族

【み】
Mr.&Mrs. スミス
ミスター・ガラス

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
ミッション:インポッシブル/フォールアウト
ミニミニ大作戦 (1969)
未来のミライ
ミンボーの女

【む】
無限の住人
ムーンライト

【め】
メイズ・ランナー
名探偵コナン 異次元の狙撃手
名探偵ピカチュウ
メトロポリス
メメント
Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~
メリー・ポピンズ リターンズ

【も】
モアナと伝説の海
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
モヒカン故郷に帰る

【や】
焼肉ドラゴン

【ゆ】
雪に願うこと

夢 (二回目)

【よ】
夜明け告げるルーのうた
酔いどれ天使
妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!
用心棒 (二回目)
善き人のためのソナタ
欲望という名の電車
欲望の翼
横道世之介

【ら】
ラーゲリより愛をこめて
ラーヤと龍の王国
ライオン・キング(2019)
ライフ・イズ・ビューティフル
羅生門
ラストエンペラー
ラストサムライ
ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
LOVERS (二回目)
ラヴソング
ラブ・アクチュアリー
ラ・ラ・ランド
ラ・ラ・ランド (二回目)

ランボー ラスト・ブラッド

【り】
リアリティ・バイツ
利休にたずねよ
リコリス・ピザ
Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow
Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆
リズと青い鳥
リチャード・ジュエル
リトル・ダンサー
リメンバー・ミー
竜とそばかすの姫
理由なき反抗
猟奇的な彼女
リリイ・シュシュのすべて

【る】
ルパン三世 ルパンVS複製人間
ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
ルパン三世 THE FIRST
るろうに剣心

【れ】
冷静と情熱のあいだ
レヴェナント:蘇えりし者
レオン
レオン (二回目)
THE LEGEND & BUTTERFLY
レッドクリフ PartI
レッドクリフ Part II ー未来への最終決戦ー
レディ・プレイヤー1
レ・ミゼラブル(2012)
恋愛小説家

【ろ】
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
ローマでアモーレ
ローマの休日 (二回目)
64 ーロクヨンー 前編
64 ーロクヨンー 後編
ロケットマン
ロックアップ
ロビン・フッド (2010)

【わ】
若草物語(1994)
わたしは最悪。
悪い奴ほどよく眠る
わが青春に悔なし
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ワンダー 君は太陽
ワンダーストラック
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